蕨餅
トシちゃんの妹が国立駅中で蕨餅を買って来てくれた。ビッシリときな粉が敷き詰められた箱の中に柔らかでふにゃふにゃした飴色の塊が隠れている。口に入れるとシコシコふにゃふにゃした歯触りで、しばらくすると溶けて口の中に甘みが溢れる。何とも不思議な味である。芸能人が差し入れに使うと云う高級品で中目黒の菓匠雅庵の菓子、原料は蕨粉となっている。本蕨粉だけが原料であれば大変貴重な物である。何しろ10キロ蕨根から取れる蕨粉は70グラムだと云う。加工澱粉を混ぜ合わせて作って居るのだろうが、高級品に間違いない。としちゃんは小鈴の蕨餅の方が美味しいと言っている。小鈴の蕨餅を食べた事があるのは記憶にあるが味は記憶の外、ボケが進んでいる様だ。実に情けない!