はちす(蓮)夏の七草

はちすは夏の七草の和歌の5番目に出て来る。はちすは蓮の古名で古事記にも波知須と出ており、縄文遺跡から花托が発掘され大賀蓮(縄文蓮)として日本各地で花を咲かせている。インド原産ではあるが、日本古来からの植物だ。その花托が蜂の巣に似ている事から古くはちす(蜂巢)と呼ばれていた。睡蓮と同じく湖沼、泥沼に生息して葉茎、花茎を水面より伸ばし、葉は睡蓮とは違い切れ目はなく丸い。花は桃色で初夏午前中に咲く。根は蓮根として食用野菜であり、泥田で栽培され、種も食用とされる。蓮根の生産量は茨城が全国の半分を占め、佐賀、徳島と続く。都内では不忍池が蓮で名高い!