マコモダケの青椒肉絲

青椒肉絲は筍、ピーマン、牛肉の細切をごま油、醤油、オイスターソースで炒めた中華料理だ。テレビの料理番組の影響あり一般化し家庭料理として良く食卓に現れる様になった。筍は普通孟宗竹の水煮を使うが根曲がり竹を使う事もある。食卓に上がったのは筍でなくマコモダケの青椒肉絲だった。マコモダケは全国の水辺に生える真菰(マコモ)が黒穂菌に侵され肥大化したもので芯の白い部分を食べる。マコモダケの白い芯を細切として筍の代わりに使ったのがマコモダケの青椒肉絲だ。筍より多少軟らかいがシャキシャキして癖が無く美味しい。マコモダケは名は聞いた事は有るが食べた事も見た事も無く国立に来て初めてお目にかかった。所変われば品変わるとは良く言ったものだ!