わさびニシン

昔からそうらん節に唄われるように北海道と言えばニシンだ。しかし私が苫小牧で過ごした時期は、殆ど獲れ無くなっていた。大正時代には100万トンと言う漁獲量が昭和30年には一万トンを割り、現在  鮮魚は国内産だと言うが身欠きニシン、など加工品は殆ど輸入品となっていると言う。現在のニシンは北海道産である。ニシンには全国各地で色々の加工品が作られている。昔からの物、最近出て来たもの色々ある。私の出会ったものは、北海道の糠ニシン、お切り込み 、会津のニシン漬け、敦賀のニシン寿司、ニシン蕎麦に使っている京都のニシンの甘露煮、ニシンの昆布巻き程度である。全国的にはまだまだあるだろう。先日トシちゃんが北海道のわさびニシンと言うのを買って来てくれた。新しく開発された製品のようだ。最近の北海道でのニシンの漁獲はわずか二千トンと言うが新製品を開発しないと輸入品に駆逐されてしまう様だ。海外との競争は大変だ!!

f:id:Fnishi:20170909081739j:image