羊羹(7)

最近生キャラメルとか生チョコレートとか言う菓子が出回って、評判となっている。いずれも柔らかで口に入れるととろける様な品物だ。キャラメル、チョコレート、に成る前の菓子の様だ。トシちゃんが生羊羹と言う物を買って来てくれた。練り羊羹の出来る前の物、練り込んで無く、多少小豆粒の残っている羊羹と言うことか。餡子の塊と言うのか思ったが練り羊羹ほど歯ごたえはなく、甘さも程々で多少小豆粒の残ったきんとんと言った感じだ。何にも生という名を付ければ良いと言うものでないと思いながら食べた。何とも頼り無い羊羹だ!

父の日

今日6月16日は父の日で娘がお酒と羊羹を持って来て呉れた。母の日は戦後世の中が豊かになった頃から一般的になり、幼稚園などで母親の絵を描き、カーネーション1輪を添えて、お母さん有難うと母の日を祝った。父の日は大分遅れて影が薄い。私は高校生時代に母を亡くしており、また時代が時代だった事も有り、母の日にカーネーションを渡し感謝した記憶がない。まあ母の日があると言う事すら知らなかった。ましてや父の日がある事はつい最近知った。転居して娘の家が近くになった事も有り最近毎年父の日に来てくれる。忙しいのに有難い事だ!忘れずにいてくれて有難う!

ラッキョウ

ラッキョウの生産量は鹿児島、鳥取、宮崎、沖縄、福井の順で私の居た福井は三国の砂地で栽培される小粒の花らっきょうで有名だった。私は梅干し、干し柿、白菜漬、沢庵など好きで作っていたが、ラッキョウだけは漬けた事がない。ラッキョウはもっぱらトシちゃんが専門に漬けていた。ラッキョウの根と頭を切り、水洗いして塩漬けにし、その後甘酢漬としていた。国立に転居してからは漬けず、娘から貰っていたが今年は娘が漬けないと言うので今年はトシちゃんが着ける事になった。今年は塩漬けは省いて直漬けとすると言うのでネットで検索し漬け汁を作り漬けた。つけるビンはその後如何洗っても臭いが消えず使い物にならないので専用のビンを使っている。漬け汁はラッキョウ500gにたいし米酢2カップ、砂糖250g、塩大さじ2を煮立てて砂糖を溶かし使用する。1月後から食べられる。

焼きしめ鯖と胡瓜の千切り

しめ鯖は昔から親しんでいるが焼きしめ鯖は最近の物で、余り見掛け無かったが最近時々現れる様だ。その焼きしめ鯖に発酵玉ねぎをトッピングしてレモンを添えた。ツマは千切りの胡瓜だが皮を剥きスライサーで細かく切った。一見千切りキャベツの様だが、食べるとシットリして焼きしめ鯖に良く合う。大葉に焼きしめ鯖を乗せ発酵玉ねぎを添え、レモンを絞って食べた。しめ鯖も良いが焼いたしめ鯖も大変美味しい。

マイクロ胡瓜

マイクロ胡瓜かやっと芽を出し、本葉が出て来たが 普通の胡瓜に比べ極端に小さい、蔓が伸び本葉も三枚ばかりとなったので我が家の分はプランターに植え替えた。娘の所用に3鉢残してあるが本葉が大分大きくなって来た。トシちゃんが娘の所に持って行きプランターに植えて来た。我が家の胡瓜も多少大きくなった様だ!育ちが今一で実がなるか心配だ!

羊羹(6)

珍しい羊羹と言えば柿羊羹が有る。干し柿で有名な所には柿羊羹が有る様だが私の良く知る柿羊羹は大垣の柿羊羹で有る。敦賀にいた時名古屋支社の人から土産物として貰った。孟宗竹の半割に流し込まれた羊羹で、干し柿、寒天砂糖を 混ぜ合わせ、ゼリー状とした物が原料だ。楊枝で切り竹から剥がすと半月型の羊羹が取れる。柿色の透明感のある羊羹だ。味は干し柿だ。食感はゼリーで無く羊羹そのものだが!他の箇所柿羊羹は練り羊羹と同じで四角の様だ。柿羊羹と面白いものを作り出したものだ!

わらび

わらび、ぜんまいは山菜そばや煮物、佃煮など和食の材料としてよく出てくる。いずれもシダ植物で代表的な山菜取りの対象である。北海道に居た頃トシちゃんが近所の人に誘われてゼンマイ取りに行き、湯がいて干し、揉んで干しゼンマイを作り、油揚と炊き込んでくれたのを思い出す。ワラビは記憶に無い。わらびは塩漬、ゼンマイは乾物の様だ。コゴミは有るが生のゼンマイは見掛けず干しゼンマイばかりだ。国立では塩漬のワラビばかりでなく生のワラビも今の時期出回る。ワラビは稲藁の灰でアク抜きをすると言うが手に入る訳はなく重曹でアク抜きをしている。今年二度目だがおかかと醬油で食べた。旬のものは旬に国立で山菜が食べられるとは思わなかった!