羊羹(5)

練り羊羹、水羊羹、蒸し羊羹の中でもあまり馴染みのないのが蒸し羊羹で、蒸し羊羹はこし餡に葛粉、小麦粉などを混ぜ蜜を加えて練り蒸篭で蒸し上げたもの。柔らかくモチモチした食感で甘みも程々で日持ちがしない。栗の甘露煮を練りこんだ栗蒸し羊羹が有名で各地で作られている。蒸し羊羹単独としては、近江地区の竹の皮に包んだ丁稚羊羹が有名で敦賀にいた時何度か食べたがさほど美味しいものでなく、やはり栗蒸し羊羹には敵わない。写真は丁稚羊羹だ!

ヤングコーン

ベビーコーンは八宝菜に入っている小指の先程の小さなトウモロコシで缶詰でよく見かける。国立に転居して来てからベビーコーンより大分大きく、親指より多少太く12〜15センチ程度の鞘入りのヤングコーンが売り出されており、鞘のまま焼いて、醤油で食べたり、鞘を剥いて毛の付いたまま天麩羅とし、揚った毛をパリパリ醬油を着けて食べたりと珍しさも有って大分食べた。ヤングコーンはヤングコーンを作っているのでなく、大きなトウモロコシを収穫する為のわき芽取りで取った脇芽をまとめてヤングコーンとして売っている様で出廻る時期も晩春のこの一時期と短く、大きさもまちまちである。今年は鞘ごと焼いて醬油で食べた。天ぷらが美味しかったね〜とトシちゃんが言った!

羊羹(4)

羊羹と言えば、練り羊羹、蒸し羊羹、水羊羹だが、水羊羹は小さなアルミの缶に入っており夏冷やして食べる物と思っていたが、敦賀に行ったら、福井では水羊羹は冬コタツに入って食べるものだと言われた。福井では冬コタツで食べるのはみかんで無く冷えた水羊羹との事しかも小さなアルミ缶で無く平たい薄い板状の羊羹である。美味しい事は美味しいのだが餡が少なくペラペラして何となく頼り無い。所変われば品変わるとは良く言った物だ!

長芋の巣もごり

巢もごりと云う料理がある。フライパンで炒めた野菜などの真ん中に卵を割落とし蒸し焼きにした物で、鳥の巣を思わせる料理である。良く見かけるのが千切りキャベツ、ほうれん草、もやしとキノコなどの炒め物に玉子を落とした物などが有る。中にはキャベツの千切りに茹でた鶉の卵を乗せたものも有り、まるで鳥の巣そのものだ!長芋の巣もごりはスライサーで千切りにした長芋の中心に卵を割り入れ蒸し焼きとした物だ。見た目は白身の多い目玉と言う所、巣もごりにはみえない。周りの長芋はカリカリと焼かれ、目玉焼きは半熟醤油をかけて、君を崩しながら食べた。なかなか美味しいこれもテレビの旅番組に出てきたものだそうだ。旅番組も利用価値がある!

羊羹(3)

老伴と言う珍しい羊羹がある事を全国の代表的な和菓子を紹介した本で知り随分前に取り寄せた事がある。和牛で有名な松坂市の江戸時代からの銘菓でモナカの皮に羊羹を流し込んだ物だ。敦賀にいた時仕事で松坂市に寄った事があり、駅前を歩いていた時、天正年間創業柳家奉善と言う和菓子屋に出会し、覗くと何と老伴が有った。老伴はそんなに古い物かと感心した事を思い出す。老伴は色々食べた羊羹の中でも印象深い一品である。

鮭のホワイトソースかけ

良い生鮭が有った様でムニエルにしてホワイトソースがけで食卓に現れた。付け合せは、ポテト、人参、グリーンアスパラガスだ。鮭のムニエルにポテト、アスパラ、人参が寄り添い、ホワイトソースの海に浮かんでいる。見た目も綺麗で美味しそうだ。まずポテトにホワイトソースを絡めて食べ、鮭、人参、アスパラとホワイトソースに絡めて食べた。鮭は身も美味しかったが皮に脂が有りカリカリして美味しかった。人参、アスパラ、ポテトもホワイトソースと合い美味しかった。鮭は色々とレシピがあり、便利な食材の一つだ!

羊羹(2)

羊羹の思い出と言えば、その昔祖母が箪笥から箱入りの羊羹を出し、薄く切って呉たのを思い出す。立てると倒れそうな薄さで周りは砂糖がこびり付いていた。貰って大事にしまって少しづつ食べていた様だ。薄くても甘くてとっても美味しかった様な気がする。倒れずドッシリとした羊羹が食べたいと思った、羊羹は倒れそうな薄さに切るほど貴重な品だった様だ。虎屋の羊羹だったのか!その後の思い出は会社に入って工場勤務、夏場の特配で貰った小城羊羹だが、貰った記憶があるが食べたのは忘れている。転勤するまで毎年特配は続いていたが、今でも続いているのだろうか。その後は色々のところで色々の羊羹を食べたが話は別項譲る事とする。