かぶら寿司もどき

かぶら寿司は金沢の正月料理で、蕪に鰤を挟んで麹に漬け込んだなれ寿司であり、一般家庭でも作られている様だ。塩鰤を作り、蕪を漬け、麹を作り、蕪に塩鰤を挟み、樽に並べて麹を詰め重ねて発酵させる。一月以上かかると言う。簡単に出来る物でなく金沢でも市販品を購入するのが最近の傾向の様だ。まして我が家では、そんな事は出来ない、またトシちゃんは生臭いと云う、鮒寿司にしてもなれ寿司は生臭いものだ。それでも蕪の甘味と鰤の旨味と麹で、かぶら寿司は大変美味しい、特に蕪の味が良い。という事で、蕪と鰤の冊を買って来て、蕪の輪切りに鰤の刺身を挟んでかぶら寿司もどきを作ってくれた。蕪は薄切り軽く塩で漬けた。鰤が蕪から透けて見え、少し薄すぎた様だ。美味しかったがもう少し蕪が厚い方がもっと美味しいのでは無いだろうか。蕪の甘味がもっとある方が美味しい様な気がする。麹の味がしないのも寂しかった。欲を言えばキリが無い、大変美味しかった!!

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