昆布

私が居た敦賀は、昆布の加工が盛んで、家内工業で、おぼろ昆布を削っている家が多く元締めと成る店も数軒有り、トロロ昆布などを機械で削っている。これは江戸時代の北前船で北海道から運ばれて来た昆布が敦賀に上がり大阪に運ばれ一部が敦賀で加工され現在に至っている。全国的には奥井海生堂があるが、昆布館を作った高橋商店、川本商店などがある。昆布の消費量は富山県が全国一位でなぜか高知県が三位福井県は6位である。それぞれに歴史と食文化が有り面白いと思う!!昆布には出汁を取るのと食べるのの二つ用途がある。羅臼昆布や利尻昆布のように高級昆布は一寸高価で家庭の出汁用にはもったいない!!敦賀に居た頃は貰い物で羅臼昆布を使って居たが今は手頃で煮物にも使える日高昆布(三石昆布)を使っている。真昆布もあるが何故か日高昆布だ!!買って来た昆布は10センチぐらいの長さに切り瓶にいれて保存しその都度使っている。出汁を取ったあとの昆布は佃煮として食べている。