陶磁器(1)小鹿田焼

としちゃんは陶磁器が好きで、一時は作陶をしたいと云っていた。新婚当時は九州大分県佐賀関におり、近くには瓦を焼く窯がある程度で陶磁器には縁がなかった。大分には、日田に小鹿田焼と云う、陶器があり福岡、佐賀は、陶磁器の産地である。現在であれば、車を駆って窯廻りをするのであろうが、何しろ40年前の話である。車を持っている家が、2,000人以上いる町民の内網元や医者など十数台と云う時代である。せいぜい、バスで1時間かけて出かけられる大分市のデパートや専門店で陶磁器を眺める程度であった。それでも大分に6年間いたので、小鹿田焼を数枚持ている。なかなか渋い民陶である。