陶磁器(12)京都と奈良

敦賀に居た時,仕事では大阪が多く、大阪に出た時寄るぐらいで京都、奈良には縁が無かった。大阪には陶磁器の窯元はなく、京都には京焼・清水焼・朝日焼、奈良には赤肌焼と云う陶磁器がある。京焼清水焼はあまり好きではなく、赤紫の猪口を一つ持っているだけである。朝日焼は宇治にあり、平等院に参った事もないので宇治へと出かけた。宇治駅を東ヘ向かうと宇治川に出る。川岸の道を南に歩くと平等院の門前に出る。平等院の池を挟んで建物を見ると10円玉でお馴染みの建物が目の前に拡がった。何とも言えない気持ちになった。院内を拝観と階段を上がる途中、柱に足をかけて靴の紐を締め直していたら、係員らしい男に、「国宝に足をかけては困ります。」と言われた。柱は国宝で階段は違ったらしい。建物の中は大したことは無かった。と云う事で、宇治川に出て橋の島朝霧橋を渡り朝日焼の窯元のある対岸に渡った。窯元を探すがよく判らず、朝日焼は茶器の窯との事であり、縁がないと近くの宇治神社に参拝して、川岸の道を抹茶ソフトクリームを舐めながら辿り、宇治橋を渡って駅に戻った。赤肌焼については、奈良を訪れた時、何軒かの店を訪れたが、あかみがかっ乳白色の茶器、皿と奈良絵の湯飲み猪口などが有った。あかみがかた地色から赤肌焼と云うのだそうだ、また奈良絵が赤肌焼の特徴との事。色合いが気に入らず、奈良絵の猪口を一つ手に入れた。日本の最大の観光地の奈良京都の焼き物が猪口一つ づつとは寂しいが、人は好きずき良いでしょう!!!