羊羹(2)

羊羹の思い出と言えば、その昔祖母が箪笥から箱入りの羊羹を出し、薄く切って呉たのを思い出す。立てると倒れそうな薄さで周りは砂糖がこびり付いていた。貰って大事にしまって少しづつ食べていた様だ。薄くても甘くてとっても美味しかった様な気がする。倒れずドッシリとした羊羹が食べたいと思った、羊羹は倒れそうな薄さに切るほど貴重な品だった様だ。虎屋の羊羹だったのか!その後の思い出は会社に入って工場勤務、夏場の特配で貰った小城羊羹だが、貰った記憶があるが食べたのは忘れている。転勤するまで毎年特配は続いていたが、今でも続いているのだろうか。その後は色々のところで色々の羊羹を食べたが話は別項譲る事とする。