のし梅

のし梅と言えば水戸偕楽園の梅に因んだ和菓子、竹の皮に挟まれた透明な琥珀色の薄い長方形のゼリーで、梅を練り込んであるため甘酸っぱい菓子だ。日立で工場勤務をしていたのでのし梅は水戸茨城の銘菓だと思っていたが買ってきたのし梅は山形銘菓だった。のし梅は文政期に山形最上藩で気付薬として作られたものが始まりで山形市ののし梅本舗佐藤屋が190年の歴史があり最も古いと言う。水戸ののし梅は明治期に偕楽園に因んだ和菓子として作られた。梅の産地として紀州和歌山でものし梅が銘菓となっている。その他駄菓子として全国に類似品が出回っている。山形ののし梅は竹の皮に挟まれた鼈甲色の薄い長四角のゼリー水戸ののし梅の半分の長さだ。トシちゃんは水戸ののし梅の方が美味しいと言うが、私には甘酸っぱくつるりとした口当たりは昔食べた水戸ののし梅と同じ味だ!