リンドウ
あおやぎ苑の通所には相談室があり、受付には何時も鉢花が飾って有る。何でも利用者が持って来てくれるとのこと。秋となり花が増えてくる。秋の花と言えば野に咲く秋の七草を思い出すが私としてはすすき野に色を添えるリンドウが好みで有る。秋の七草は万葉集の歌人山上憶良が言う様に「秋の野に咲きたる花を指折り数かき数うれば七草の花」として、萩の花、尾花、葛花、撫子の花、女郎花、藤袴、桔梗、としており竜胆は入っていない。先日相談室に小さな竜胆の様な鉢植えの花が飾ってあった。名札を見るとメルヘン・アシロと有った。蕾ばかりで開いた花は無い。また珍しい輸入品かと思ったが案に相違して、岩手県安代町で、安代をカナでアシロとした様だ。笹竜胆と蝦夷竜胆から作られた園芸種の竜胆だとのこと。蝦夷竜胆の特徴の花がパッと開かず、筒状の蕾の先が少し開き長持ちするのが特徴との事。安代町は日本一の竜胆の生産地で色々の製品を開発しており、なかなか頑張っている。スケッチしてみた。竜胆の青紫のパッと開いた花とは違い一寸じみだ!!