マーマレード
マーマレードは昔から良く作っている。私の作ったのは甘夏のマーマレードである。3個もあれば、コーヒーの瓶一杯作れる。ジャム作りには砂糖が必要で、安売りの時に買いだめしていた。デフレとか言うが、砂糖の値段は上がっており、安売りは無く、当時の倍以上の200円を超える価格となっている。おいそれとジャムを作れない時代となった。それでも無農薬の手作りジャムは食べたい。隣の妹(お惠さん)の義理の姉の旦那(康ちゃん)が植木屋で、今の時期になると、我が家がジャムを作っているのを知っていて、甘夏を持って来てくれる。そこでマーマレード作る事になる。まず甘夏皮を剥く(4分割)、3個分の皮をステンレスの鍋にいれ煮る。皮の白い綿がふやけて来たら、水の色が黄色にならなくまで水に晒す。皮の白い綿を掬い取って捨て、薄く斜め切りにする。これをまた苦味がなくなるまで水に晒す。実の方は、剥いて袋と実に分け、白い綿は捨てる。袋は茹でて水に晒し苦味を取る。袋と実を圧力鍋に入れて煮る。袋がきれいに溶けた状態で、皮と合わせて、砂糖を加えて煮る。とろみと味を見ながら弱火で煮詰めてゆく。煮汁を水に落とし、固まったら出来上がり。瓶に詰めて、冷蔵庫で保管する。