マコモダケ

曲りだけを買って来たと、鶏肉、人参、と煮込んでくれた。曲りだけは春の山菜で、北海道、東日本の山地に生える根曲がり竹の筍で、熊の好物で毎年筍とりで熊の事故を起こしている。根曲がり竹の筍は親指程の太さの細長い筍だが見たところどうも違う。煮たものの歯応えは、曲りだけのパリパリとは違いシャリシャリしている。色々調べたところ、どうも曲りだけで無く、マコモダケの様だ。マコモダケは東アジア東南アジアの水辺に生息する大型のイネ科の植物で、種子はワイルドライス、肥大化した新芽はマコモダケとして食用になり、黒変した物は顔料となる有用植物だとの事。このマコモダケは焼き物、天ぷら、炒め物、煮しめとして食べる様だが余り見かけず珍しい野菜で、スーパーで書き間違えたか、見違えたか。私も初めて見た。なまのヤングコーンと言い、マコモダケと言い、国立でも珍しい物に出会え、楽しみである!!

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国立市民祭り

国立に移転して来て丁度一年になる。昨年は気が付かなったが11月の初めに毎年国立の市民祭りがある。今年は11月5日に開催された。同時に一橋の学園祭、商工会の商業祭(天下市)が開催され、学園通りは歩行者天国となり、大変な人通りとなっている。国立市の商店、団体が歩道に出店を出し大変な賑わいだ。またステージを設け、音楽、舞踊、などを演じている。消防は梯子車、消防車を展示し、郷土芸能では谷保天神坂下囃子の山車が笛、太鼓を鳴らして、市内を練り廻っている。山車は5台あると言うがその内の一台が朝9時過ぎ桜通りを笛太鼓を鳴らして通り過ぎていった。10時過ぎ、トシちゃんに車椅子を押して貰って人混みの中出かけた。通所のスタッフがステージで踊るとかで、何人かのスタッフに出会ったが人が多く見られぬまま帰って来た。チョット残念だった。

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胡蝶蘭

ランにも色々あり シンピジューム、デンドロビウムオンシジューム、と作って来たが転居してどうもオンシジュウムは駄目になりそうだ。シンピジュームは横浜の時すでに駄目にし、デンドロビウムだけとなりそうだった。トシちゃんが花の終わった寄植えの胡蝶蘭を三鉢に植え替え夏を越させた。一鉢は枯らしてしまい、残りの二鉢は何とか生き残っている。秋も深まり寒くなったのでベランダから部屋の中に移し様子を見ている。まだ花芽は動かないが生き抜きそうだ。上手く咲いてくれると嬉しいのだが!!どうなる事か心配だ!

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秋刀魚のムニエル

先日も書いたが近年秋刀魚の漁獲量が減り、高くなっている。今年は値段が高い上に魚体が小さい。例年であると今の時期には値が下がり魚体も大きくなり、刺身、なめろうはもとより塩焼き、蒲焼きと秋刀魚を堪能出来るのだが、昨年の今の時期には国立に転居して来たが、昨年も余り秋刀魚を食べた記憶がない。ニュースなどで秋刀魚が不漁と報じているが、横浜に比べ国立はどうも魚の少ない土地の様だ。それでも秋刀魚をという事で、秋刀魚を二匹買って来た。見るからに小さい。塩焼きには小さ過ぎるし、刺身やなめろう、にもちょっと、蒲焼きにも無理という事で、三枚に卸し、ムニエルとした。付け合せはレタス、ミニトマト、カボチャとごぼうの素揚げでレモンを添えた。レモンは今年手に入れた鉢植えで生った物だ。バター醤油で食べた。例年の様に飽きる程秋刀魚を食べたい!!

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金沢加賀の棒茶

日本茶には抹茶、煎茶、番茶、ほうじ茶、棒茶、粉茶、玄米茶など色々の種類がある。今は全く見かけなくなったがお茶屋の前にはほうじ茶の焙煎機があり独特の音をさせ、ほうじ茶の良い匂いを漂わせていた。焙煎機がなくなったと言うより最近はお茶屋を見かけなくなった。たまに有っても包装された茶ばかりで、茶箱から茶葉を計るなど全くない。ほうじ茶は番茶など低級品を焙煎した物であり、棒茶は煎茶などの製造中に出る茎茶で有るが加賀の棒茶は棒茶を作るための茎を作り焙煎して棒茶を作っている。加賀の棒茶は私が敦賀にいた時何度か買って、飲んだ。横浜に帰って来てからも西美しが丘のボンマガザン(成城石井)で何遍か買った。加賀棒茶は成城石井でしか売っていない高級品だった。この美味しい加賀の棒茶を娘が持って来てくれた。私の誕生日プレゼントの一つということだ。ありがとう!!

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ピーナッツ入り味自慢

ピーナッツ入り味自慢はピーナッツ入りの焼き菓子で、瓦煎餅の柔らか焼の類似品だ。先の東日本大震災で、東松島の工場を流されたが一年足らずして登米市で再起し頑張っている。サクサクして瓦煎餅独特の卵と砂糖の美味しさとピーナッツでとっても美味しい。宮城県人のソールフードに近い焼き菓子だそうだ。瓦煎餅は高松くつわ堂の硬焼、神戸の亀井堂の柔らか焼きに代表されるが、その他全国に博多のニワカ煎餅、金沢の芝舟など変形が沢山あり、味自慢もその中の一つだ。ピーナッツ入り味自慢は国立ノノアのガーデンで買って来たと云う。ガーデンは週代わりで珍しい物が出て来るとトシちゃんは時々覗いている様だ。震災の後廃業した企業、未だに四苦八苦している企業と色々あるが多くの企業に頑張って再起して貰いたい。我々の出来るのは頑張っている企業の製品を買う程度である。こんな事を考えながら味自慢をかじっている。

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紫モロッコインゲン

紫色のモロッコインゲンが有り、珍しかったので買って来たとのこと、アントシアニンで健康維持と最近紫色の野菜が持て囃されている。紫タマネギ、紫キャベツ、紫カリフラワー、ナスは元々紫色、紫芋(サツマイモ)、アスパラガス、トマトそしてとうとうインゲン豆まで紫色が出て来た。茹でて火を通したら紫色が消えて、普通のモロッコインゲンの様になってしまった。そう言えば紫カリフラワーも茹でると濃いグリーンとなり紫色が消る。アントシアニンは余り安定した色素でなく、温度、酵素、PH、酸素、金属の存在、構造の違いで安定したり、分解したりすると言う。カリフラワー、インゲンのアントシアニンは加熱で分解して脱色したのだ。ヌカ漬けのナスな鉄の存在で安定するがPHと酸素の影響で時間が経つと茶色に変色する。紫芋、ワインは退色しない構造が違うのだろうか良く判らない。

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