九州からの便り

昨年の暮れ九州佐賀関からイナダ(小ぶりのブリ)が送られて来た。鰤は出世魚で関東はワカシ(15〜30センチ)ーイナダ(30〜50セン)ーわらさ(50〜60センチ)ーブリ(60センチ以上)と出世して名前が変わる。関西ではツバスーハマチーめじろーぶりであり、全国各地で最後はブリだが途中は色々の呼び方をして居る。毎年暮れになると佐賀関時代に世話になった方が送ってくれるのだ。送って呉れた魚は50センチ程の大きさなのでイナダかワラサと言う事になる。トシちゃんも歳だし、転居してキッチンが小さくなり、大きなまな板も切れの良い出刃もない。昨年も大変苦労して卸しており、贈ってくれるなら小さな魚にして呉れと言っていたが、一年経つと忘れたのかまたイナダが送られて来た。昨年と同様、狭いキッチンで苦労して如何にか捌き、刺身の冊と切り身にし、娘など何軒かにお裾分けした。我が家は早速刺身となめろうにして食べた。佐賀関の天然イナダは養殖に比べ脂が少なくサッパリして硬く美味しいが脂が少なく物足りない。
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