エンドウの荏胡麻和え

子供の頃、良くほうれん草のゴマ汚しと云うのを食べた。ゴマ汚しとは胡麻和えの事で黒ごまで和えたものを云う様だ。確かに黒ごまで和えられたほうれん草が黒胡麻で汚れている様に見える。ほうれん草が甘めの胡麻だれで和えられており、美味しく好きだった記憶がある。ゴマ汚しを思い出したのは食卓に上がったえんどうの荏胡麻和えを見たからだ。緑色のエンドウとオレンジ色の人参に荏胡麻のタレがからまり、緑とオレンジが茶色の荏胡麻ダレで汚れている様に見た。小さい頃食べたほうれん草のゴマ汚しもこんな感じだった様な気がした訳で、何となく懐かしくなった。荏胡麻油はリノール酸が多く健康に良く、荏胡麻も同様との事で、だいぶ前に買った記憶がある。我が家では胡麻和えのほか、くるみ和え、などの、ゴマ以外の和え物をする。そこで荏胡麻でも和え物を作った訳だ。見た目は余り美味しそうでなく、荏胡麻汚しというところだがなかなかの味だった。見た目も品があり、美味しいのはほうれん草のゴマ汚しではなどとあらぬ事を思い巡らせている!!

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