御所氷室

氷室とは王朝の昔、谷間の涼所などに穴を掘り茅を敷いて冬に天然氷を 蓄え夏に宮中に献上したと言う。氷室がどの時代まで残っていたのだろうか。丹波、大和には氷室神社がある。冷蔵庫など無い太古夏に氷は貴重で高価な物だったであろう。神社の出来るのもむべなるかな。この氷室の氷を模して京都の老舗鶴屋吉信が御所氷室と云う干菓子を売り出した。氷のカケラを模したスリ琥珀丹波の大納言小豆を散らした干菓子で氷の中に梅花が閉じ込められている様で実に涼しげである。この干菓子に冷茶を添えれば今年の暑さも吹き飛びそうだ。良いものを頂いた。有難う!

f:id:Fnishi:20180814154226j:image

 y