さんま
まだまだ気温は高く、時々夏日となる。暦の上では秋も半ば中秋である。10年前だとサンマの最盛時期、大衆魚として、塩焼きに蒲焼き、刺身とサンマを満喫するところだが、最近は価格が高く、小さくなり大衆魚といえなくなった。気候温暖化による日本近海の水温上昇と中国、韓国による乱獲の為という。佐藤春夫の有名なサンマの歌と言うのがある。あわれ、秋風よ、情あれば伝えてよ。男ありて 今日の夕餉にひとりサンマを喰らいて思いにふける。ーーー 最後の方にサンマ、サンマ、さんま苦いか、しょっぱいか、ーーー
カマスかサヨリのように小さな焼いたサンマにカボスを絞りかけ、食べた。油が無くパサついていたが秋刀魚の美味しい味がした。昔の様に油のジュウジュウ言う大きなサンマが食べたいが望むべくもない。松茸の様に年一回食べて季節を感じる様にサンマも年一回食べて秋を感じる様になってしまったかと残念である。サンマ、サンマ、サンマ、苦いか、塩っぱいか!