鯛のあら煮

刺身に使う魚の粗(あら)中骨、頭、鎌などはひとまとめにして安く売られて居る。魚としては鯛、鰤などの大型の青魚である。鎌は大きな物は粗(あら)としてで無く本身より高値で売られている。鎌の塩焼き、煮物として豪華な一品になるためである。国立のスーパーでは余り粗(あら)は見かけず、有っても良い物がないと云う。国立では何度も云う様に魚は良くない。トシちゃんは珍しく立川に出かけた。娘と待ち合わせて買い物をした様だ。立川まで行くと良い魚が手に入る。何と魚は買わずに鯛の粗(あら)を買って来た。中骨は豆腐を使い鯛ちりに頭と鎌は牛蒡と甘辛く煮てくれた。粗(あら)と言っても身はそこそこ有り、牛蒡は味が染み実に美味しかった。鯛ちりには豆腐と青菜が良く合い久しぶりのちりを楽しんだ。粗(あら)と言っても馬鹿した物でない。娘も粗を買い煮て美味しかったと言っている。f:id:Fnishi:20211123103746j:plain