不知火とデコポン

八朔、甘夏など、みかんの他にいろいろの柑橘類を食べている。一時期グレープフルーツ、オレンジの輸入自由化で、日本の柑橘類は全滅すると騒がれたが、あれから何十年か経った現在蜜柑はしっかりと生き残っている。八朔、夏柑も同様に生き残っており、更に色々の日本で作り出された柑橘類が沢山出回っている。チョット高いが伊予柑と同じ大きさで、酸味が少なく甘味の強いデコポンと言う柑橘があり時々食べる。八朔、グレープフルーツとは違い、伊予柑と同じ様に手で簡単に剥け、手を汚す事なく袋ごと食べられる。デコポンと形も変わらず美味しい不知火と言う柑橘が出回っており買って来て美味しく食べた。デコポンの優良品に不知火と言うネームを付けたと思っていたが、間違えであった。不知火は1970代に長崎で清美オレンジとポンカンの交配で誕生した柑橘だが形が悪い事から作り手が出なかったが熊本の不知火町で追熟での味の向上と形の悪さを逆手に取りデコポンと商標登録し、品質管理を厳密にした事から高級柑橘となった。またJAを通しての物のみデコポンとして販売できるため、JA以外はデコポンとは名乗れず不知火として売られている。不知火の優良品がデコポンだと言う事で私は全く勘違いしていた。不知火もデコポンと変わらぬ美味しさであり下手なオレンジより美味しい。オレンジの本場の米国でもスーモと言う名で不知火みかんが作られていると言う!
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