サワラの柚庵焼き

サワラは細長い大型の白身の魚で、細長い事から狭腹(サワラ)と呼ばれる様になったとの事。出世魚で、サゴシ、サコシ、サワラと変わり、4〜5月に外洋から瀬戸内に産卵のため大量に入り、取れたので鰆と書き旬は春とされる。関東では産卵前の脂の乗ったサワラを好むため、旬が12〜2月の寒サワラだと言う。食べ方は新しければ刺身が絶品と言われるが、サワラの西京焼きと言う様に焼き物が代表的で柚庵焼き、塩焼き、粕味噌焼などがある。煮魚、天ぷらにもなる。ムニエル、ホイール焼きなど洋食の材料ともなる用途の多い魚だ。魚の大きさから一本物で売られている事はほとんどなく、切り身として、スーパーの棚に並ぶ。身が柔らかく身割れが多く選ぶのが難しい魚だ。トシちゃんは魚を見る目が確かなので、スーパーに出て来る魚の良いものがあると買って来る。身割れがないサワラは余りないとの事だがまあまあ気に入ったサワラの切り身が有った様で柚庵焼きを作ってくれた。身割れがしていたが脂が乗って美味しかった。走りのサワラ季節外れの山椒の葉が乗っていた。