魚醤

イカナゴの釘煮を頂いた事からイカナゴ醤油と言う魚醤がある事を知った。昨今の主婦は魚醤と言えばナンプラーで、日本にも魚醤があることを知らない主婦も多い。スーパーにナンプラーは有っても日本の魚醤は置いていない有っても秋田のしょっつるぐらいで棚の片隅で肩身の狭い思いをしている。日本の三大魚醤は秋田のしょっつる、奥能登のいしり、香川のイカナゴ醤油だがイカナゴ醤油は一時作られなくなったし、いしりも地域限定であり仕方がと思うが地域の食文化は大切にしたい物だ!魚醤は独特の香りが有り、生のまま使うのは抵抗があるが火を通すと香りが飛び旨味だけが残る。敦賀にいた頃、能登に行きいしりを手に入れしばらく醤油代わりに煮物に使っていたが、1リッターは使い切れなかった。矢張り癖があり、使う物に限定されたのだ。13年間自炊をしたが魚醤を使うのはなかなか難しかった。ましてやナンプラー、しょつるは手に入るがいしりやイカナゴ醤油は入手困難である!