シッカロール

通所でシッカロールの話をしたらスッタフの大半は知らなかった。では天花粉はと言うと知っているのは看護師だけだった。現在はベビーパウダーと言い、シッカロールとは言わない様だ。天花粉はもはや死語となっている様だ。天花粉は天瓜粉とも書き、キカラスウリの根から取った白い粉で白粉に使われた。この粉にはハマグリの焼いた粉、小麦粉を混ぜ、あせもの治療薬としていた。この天花粉に代わる物として明治39年に和光堂がシッカロールを売り出した。シッカロールは亜鉛華、タルク、デンプンの混合物で、一斉を風靡し、ベビーパウダーに取って代わられたとは言え未だドラッグの棚に並んでいる。私は子育ての時シッカロールの世話になった。赤子の笑顔が書かれた白いかんを思い出す。今でも汗知らずとして使っているが缶には赤子の笑顔が書かれていない。ベビー パウダーに取って代わられたと言うことか。

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