根菜三種の素揚げ

根菜三種とは百合根、蓮根、慈姑、である。根菜と云えば大根、人参、牛蒡、里芋、サツマイモ、ジャガイモ、などの方がポピュラーだが、正月の根菜と云えば矢張り百合根、蓮根、慈姑を思い浮かべる。この三つは煮物として御節を飾るが我が家では素揚げで塩を振り皿に盛って出て来る。蓮根は良くある薄い輪きりのパリパリした物でなく厚めの縦切りでもっちりして甘い。百合根はバラバラにして軽くあげ塩を振る、大変甘い。慈姑は小さめの物を皮を剥きじっくり揚げ塩を振る。甘くホクホクして居る。いずれも白く黒い皿によく映える。酒のつまみと言う訳でなく正月料理の一品としてなかなかよい。

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