小梅の花

玄関前の花壇の横に小梅の木があり、毎年3月初め庭の木々に先立って小梅が花を開き、実をいっぱい付ける。今年は大変な暖冬という事で1月半ばに花を付け始めた。「梅一輪、一輪ほどの暖かさ」と云う江戸時代服部嵐雪の有名な句が有るが、今年はそれどころで無い、この季節外れの温かさで咲いた小梅は「梅何輪春を待たずに狂い咲き」と云うところだ。咲いたのは数輪だが次々と蕾が白く綻んでいる。所がこの数日急に寒くなり平年並みとなった。花も寒さで縮こまってしまった様だ。平年並みに実が取れるか心配だ。何しろこの小梅で毎年トシちゃんは梅干しを作り、娘も其れを楽しみにして居る。咲きかけを含めて何割かは駄目になるだろうが、多少は生るものと期待して居る。異常気象で果樹がおかしくなるのは哀しいことだ!!

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