花(23)文字ずり

奥の細道に出て来る文字ずりはねじ花と云う蘭科の小さな花で日本中に生えており、平安の昔から知られている。みちのくの忍文字ずり誰故に乱れそめにし我れならなくに!!百人一首にある古今集嵯峨天皇の王子連融の和歌である。この15センチばかりの小さな花に出会ったのは北海道である。その後福井の敦賀の社宅の庭の芝生の中に生えていた。横浜に帰って来て庭の芝生の中に生えているのを見つけた。草刈りで雑草と一緒に抜かれてしまい今年はと見かけない。丈夫な花なのでまた出てくると期待している。絵に書くと写真の様な花だ!!