陶磁器(3)北海道

北海道へは日立東京本社を経て、娘が小学4年生の時、苫小牧の工場への転勤であった。当時の北海道の物産は、食品と熊に代表される木彫りで、小樽硝子が出始めの頃だった。北海道の陶磁器は、こぶ志焼と云う陶器があったが、殆どなきに等しかった。物の本によれば、北海道の陶磁器は、明治以降函館焼、札幌焼、小樽焼などがあったと云う。しかし北海道ではなんの焼物も手に入れず終いだった。北海道の想い出の品は小さな木彫りの熊と工場の協力会が餞別としてくれたニイポッポである。北海道は寒かったし、あまり良い想いではない。(写真はニイポッポ としちゃん撮影)