酒(2)しずくとはなたれ

敦賀にいた20年以上前、日本酒離れの対策として、吟醸酒純米酒など高級化が計られ、敦賀の唯一の酒蔵である福寿杯でも純米酒を作り出したし、黒部工場の地元の銀盤は米の芯と云う純米酒を作っていた。たまたま福井の銘酒黒龍からしずくと云う吟醸酒が出されているのを知り、酒屋に頼んだところ、1年待ちとの事。それでも手に入れて飲んだ、確かに美味しかったが、高価だった。しずくとは醪を圧搾するので無く、吊るして自然に落ちてくるしずくを集めた物とのこと、なるほど高い訳だ。最近は全国的にしずくを生産している。はなたれとは初垂と書くそうで、焼酎の蒸留する時の初めに出てくる酒で、全体の5%との事で、アルコール度が高く雑味が少ないと言われる。娘の旦那は、宮崎県出身の為親元から、しばしば焼酎を送って頂いている。はなたれも送って頂いたこともあり有難く賞味させていただいている。