鱈(3)すき身鱈

今年は雲子をまだ口にしていないとブログに書いたら、さっそく買って来てくれた。大根下ろしとポン酢で食べた。ところで、としちゃんのお袋さんは良くすき身鱈を食べていたと云う、魚は見るだけで手もつけない大の魚嫌いだったが、すき身鱈だけは良く食べた様だ。軽く炙ったあとぬるま湯で塩抜きをして水を切り味の素と醤油で食べていたとの事。炙って塩抜きをする事で、鱈独特の匂いが消えて、タラの美味しさが残っていたのだろう。すき身鱈とは、鱈の骨と皮を取り塩漬けにした物を干した干物だ。お袋さんの食べていたすき身鱈はどの鱈か判らない。私がすき身鱈と出会ったのは、黒部の工場に出張した時、工場の人に教えられ、町の乾物屋で買った時だ。60センチ前後の大きさの真鱈で柔らかくそれほど塩辛くない物であった。さっと炙って軽く塩抜きをして、マヨネーズと一味唐辛子で食べた。氷下魚とまた変わった味を楽しめた。横浜でもすき身鱈は簡単に手に入ると思が、黒部のすき身鱈との味は如何だろうか。黒部の連中は黒部の鱈は日本一と自慢していた!!!!