鱈(1)氷下魚

氷下魚と書いて(こまい)とか(かんかい)とか読ませる。先日としちゃんが、タラの切り身を買って来て、牛乳煮を作ってくれた。美味しかった、としちゃんは鱈が嫌いだとの話から、小さい時、鱈のでんぶを作ったのを思い出した。北海道に居た時よく食べた氷下魚は鱈の一種だ。カチンカチンに干し上がった30センチほどの鱈で小さいので、こまいと云うのだとの話もある。この干物を軽く炙って、金槌で叩き柔らかくして、骨と皮を剥ぎ、身を裂いてマヨネーズをつけて食べる。開き氷下魚と云ってロールして食べやすくしている物もあるが、味付けしている物が多く、加工していない、カチンカチンに干し上がった氷下魚が美味しい。北海道に住まなかったら氷下魚と云う干物がある事すら知らなかっただろう。としちゃんがあちらこちらと氷下魚を探し歩いたが見当たらなかった。たまたま北海道の物産を置いているすすき野の十勝おはぎに寄ったところ、開き氷下魚があり買って来てくれた。味付けでイマイチであった。残念!!!でも懐かしかった。