白い都こんぶ

都こんぶは赤い長四角の箱に入った酢こんぶで駅の売店や駄菓子屋にあり、小さい頃から馴染みの駄菓子だ。駄菓子に馴染みが無くなって都こんぶをすっかり忘れて居たが、昨年ピロー入りの都昆布に出会い、あの白い粉を吹いた甘スッパイ酢昆布を懐かしく味わった。都こんぶは黒い酢昆布に白い粉が吹いた物だが、何と白い都こんぶがあった。昆布は表面は黒いが芯は白い。昆布の加工品にオボロ昆布と言う物がある。酢昆布の表面を薄く削った物だ。黒い部分を削った物が黒オボロ、白い部分が白オボロ芯の部分が白板昆布となる。白い都こんぶは白板昆布を使ったかと思ったが、白板昆布を使ったので無く昆布の黒い部分を削っで作ったとして居る。黒い部分は如何したかとチョット心配だ。都こんぶより薄く白い粉が多い。雑味が無く美味しいが、噛み応えが物足りない。私としては昔ながらの黒い都こんぶの方が好みだ!