イワシのレモンスープ缶

魚の缶詰めと言えばあけぼの印の鮭缶というのが戦前からの通り相場だった。戦後我々には鮭缶は高級品で鯖鰯の味噌煮缶、味付け缶、水煮缶、その後、シーチキンが出回った。シーチキン、鯖の水煮缶が汎用品で高級品の鮭缶、鰯缶を抑えていた。最近のマグロ、鯖の漁獲量、輸出領の関連より、シーチキン、鯖の水煮缶が品薄となり、鰯缶が見直されている。鰯缶は戦前からの歴史の有る製品で、オイルサーディン、味付け、味噌煮などの缶詰めがあり、若狭湾の金太郎鰯は輸出品として戦前世界的に有名であった。最近はトマト煮、レモンスープ煮など新しい缶詰めが出来き、オイルサーディンに並んでいる。私はイワシのレモンスープ缶が気に入り、食べていたが、一時欠品し姿を消した。久しぶりにネットで現れたので欠品に成らぬ内にと1ダース注文した。そのうち朝食に出で来ると楽しみにしている。