コマイ

コマイはアイヌ語、鱈の一種で氷下魚と書く、氷に穴を開けて網を仕掛け取ることからこの字を当てた様だ。コマイは30センチ以下の魚を言い30センチ以上はオオマイという。北海道にいた頃、丸干しの硬いコマイを火で炙り、鉄槌で叩き柔らかくして毟り、マヨネーズ、七味で食べた。酒のつまみとしてもお茶請けとしても良く、美味しく良く食べた。ネットでコマイの通販が出て来た。懐かしく取り寄せ様と云う事になった。まるコマイ開きコマイ、と色々あったが楽に毟れる様に小さめのロールコマイを購入した。丸コマイであれば塩味だけなのだがロールコマイは味が付いており、コマイ本来の味で無く、甘めの余計な味がする。マヨネーズと七味でよけいな味を消し美味しく食べた。コマイ独特の匂いが薄かったのが残念だった。