七草囃子

今年は七草がゆを食べなかった。七草がゆ春の七草が入っている粥だが、食べるのはカブの葉が入った菜粥が無難だ。春の七草は、セリ、薺、ごぎょう、はこべ、仏の座、すずな、スズシロ、で7日前にはスーパーの棚にセットで包まれて並んでいる。カブや大根の葉は別とし、君がため春の野に出て若菜摘むとの和歌の万葉の昔ではあるまいし、ペンペン草の入った粥を食べたくも無い。テレビで昔々は、六日の夜、七草を七草囃子を歌いながら刻み七日の朝七草粥を作ったと放映されていた。七草囃子は童歌では「七草ナズナ唐土の鳥が日本の土地に渡らぬ先に七草はやすストトントントン、ストトントントン」のだが本来は七草はやす以降が「七草ナズナ手に摘み入れて亢觜斗張」だそうだ。大陸から魔鳥が渡って来て、害毒をばら撒かない様に七草で追い払うと言う童歌で亢觜斗張は鳥を追い払う呪いだが童歌には難しいのでストトントントンとなった様だ!七草がゆも七草も知らない若者が多い現在童歌など聴くべくもないのが一寸と寂しい‼️