日本酒3

3度目の工場勤務は北海道の苫小牧であった。日立で工場を無難に閉止したため閉止予定の工場に勤務させられた。北海道の酒は北の誉、男山、千歳鶴など銘酒が有るが、主に男山を飲んでいた。男山はもともと灘の銘酒であったが明治時期に酒蔵を閉めたことで男山の名称が全国に広まったが、北海道の旭川の酒蔵が正式継承し研鑽の結果、世界的ブランドに育っている。全国には陸奥男山、武蔵男山、播磨男山、など男山の前に地名を付けた清酒が多く有る。何も良い酒なのだろうが正統として男山を名乗れるのは旭川の男山酒造だけだ。北海道の勤務は苦労も多く。嫌な思い出ばかりであったが、食い物は美味く、酒は美味しかった。男山は記憶に残る銘酒である。

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