ツワブキ(石蕗)

きゃらぶきはもともとツワブキの葉柄の佃煮だったが今は、蕗で作られている。九州では今でもツワブキでキャラブキを作っている所があると言う。ふきは春花が咲くがツワブキは秋に黄色い野菊の様な花が咲き、葉はフキより小さく艶がある。葉に艶があることから艶ブキと云われ、ツワブキとなったと言う。九州にいた頃フキはなくフキはツワブキだった。トシちゃんは社宅の誰に教えてもらったか、指を灰汁で黒くしながらツワブキの佃煮をつくっていた。マンションの一階には庭付きの所がありベランダから覗くと庭が見える。その庭にツワブキが沢山生えているのが見えると言う。最近の人はツワブキは雑草の一つか、植草ぐらいに考えており、指を灰汁で黒くしてまで佃煮を作ろうとは思わないのだろう。何時迄も残っていると言う。私なら直ぐにきゃらぶきを作るとトシちゃんは言う。

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