宇和島ゴールド

小さい頃五月末から6月になると夏ミカンが出て来た。黄色いソフトボール程の大きさのみかんで、厚い皮を剥くと白い綿に覆われた実が現れ、小房に分けてお獅子に剥き食べる。強烈に酸っぱい、ので重曹を着つけて、シュワっと泡の出たところを食べた記憶がある。大きくなってからは余り食べず、社会に出て、佐賀関にいた頃、ミカンの産地だったので食べ始めた。冬はミカン、夏は夏ミカンだが、この時期は夏ミカンで無く、甘夏となっていた。さらにオレンジ、グレープフルーツ、レモンなど柑橘類の自由化で一時的にミカン農家が大変な事となったが、品種改良で色々の柑橘が現れそれなりに頑張っている。清見、デコポン日向夏、せとかなど色々とスーパーの棚を賑わせている。現在は防カビ剤まみれのグレープフルーツ、オレンジを食べるまでも無く、国産の美味しい柑橘が食べられる。今日も和製グレープフルーツと云う宇和島ゴールドと云うミカンを買って来た。どんな味か楽しみだ。フリーズして食べると美味しいそうだ。

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