塩ブリ

我家の雑煮は尾道風で塩ブリが入って居るのが正式だったと父が言っていたと姉から聞いた事がある。しかし私の小さい時の雑煮の記憶では、大根人参などの野菜と四角い茹で餅が入り鳴門と塩鮭の入った物だった。多分塩ブリがなど手に入らず、塩鮭で代用していたのだろう。塩ブリは富山飛騨が有名だが如何して尾道の雑煮に入っていたのだろう。鮭の荒巻の鰤版が富山飛騨の塩ぶりで切り身にして食べて居る様だが今日の話はテレビで出て来た塩ブリの刺身の話だ。ブリの刺身用の冊を塩で確りまぶし冷蔵庫で寝かすこれを水で塩を確り流して水を切り水分を取って刺身とする。この刺身で千切りの生姜を巻いて食べるというものだ。熟成され、綺麗に塩を除かれた鰤は程よい塩気が有り生姜の香りと味で絶妙な味となる。塩を抜き過ぎた感じがするが鰤の脂と味、生姜が舌にマッタリと絡み実に美味しかった。ツマは大根の千切りと茗荷だ。多少醤油が欲しくなった!!

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