禅師丸柿

トシちゃんが近所の花屋で買い植えた柿の木が枯れずに大きくなり、10年近く前から1年おきに実をつけている。次郎柿でもないし、何だか判らぬままに、食べていた。植木屋をやっている親戚が小ぶりで丸く種が大きく、多いので、この柿は禅寺丸だと言う。どうもそうらしい、三百個近くなっている!!禅寺丸柿とは川崎市麻生区の原産の柿で、王禅寺丸柿とも云う。王禅寺の山中で八百年前に見つかった日本最古の甘柿(それまでの日本は全て渋柿だった)そのためこの一帯は柿生と言われる様になった。我が家の近くだ!明治末期から昭和初めにかけ大量に生産されたが富有柿などに押されて生産量が減少し、柿生駅前の八百屋で売っている程度で、現在では文化庁の登録記念物となって居る。しかし所々に木があり、小ぶりの実を付けている。我が家の木もその一本という事か。甘い事は甘いが種が大きく多いので食べ難い。鳥につつかれるのも癪だ!!

f:id:Fnishi:20151019185707j:image