苞納豆

朝早く、自転車で納豆ナット〜と売り歩く納豆売りの声を思い出す。その頃の納豆は経木で四角く包まれていた。納豆は稲藁で温かい煮豆を包み、稲藁の納豆菌で作ったのが始まりと知ったのは大きくなってからである。経木を開けて納豆菌で白くなった四角い納豆に醤油をかけ、かき混ぜて粘りが出た物を御飯にかけて食べた。この頃から納豆菌は有ったらしい。藁苞に入った納豆は土産品の納豆ぐらいで殆ど経木に包まれた納豆だったような気がする。先日隣の茨城土産に水戸の納豆を貰った。藁苞の納豆だった。久振りに藁苞の納豆を見た。小い頃食べたのは四角い経木の納豆ばかりなのに、不思議と藁苞の納豆が懐かしかった!!

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