御節(ごまめと焙烙)

焙烙(ほうろく)とは素焼の土鍋で平たい鍋が多いとの事。我が家にも皿の様な焙烙鍋が有り、盆の迎え火様に使っている。しかし私の小さい時の記憶の焙烙は、素焼の口の無い急須の様な物だった!!お茶や胡麻、銀杏を炒り、正月前にはごまめをいっていた。焙烙が欲しいと大分探して、やっと見つけたのが写真の焙烙だ。これでごまめを煎って正月に食べた!!!としちゃんは、焙烙は、使わずフライパンかレンジでごまめを煎る。味が変わる訳で無いので、焙烙にこだわる事は無い。小さい頃はごまめと煮干しの違いが判らず、煮干しの小さいのがごまめと思っていた。ごまめは、田作りとも言いウルメイワシも素干しと云う事を知ったのは、社会に出って暫くしてからだ。田作りは、普通甘辛のたれで絡めるが、私の田作りは煎ったごまめを熱いうちに醤油で軽く絡め七味をふったものだ。甘く無くてなかなか美味しい!!!!