野鳥(8)雉鳩(キジバト)

ぽっぽっぽ鳩ぽっぽ豆をやろうか、そらやるぞ、みんで仲良く食べに来い!童謡はとぽっぽである。この鳩は、伝書鳩の野生化した鳩であり、お寺や神社で親しまれ、駅やマンションで糞害で嫌われている。いわゆる土鳩の事である。横浜に移って来た時、東急の駅には土鳩はいたが、家の周りには全くいなかった。10年近く経ち、庭木が大きくなってから、色々の鳥が庭を訪れるようになた。ある時から時々鳩の鳴く声が聞こえるようにになった。玄関横の月桂樹の木に鳩が巣を作っていた。鳩ノ巣は、実に雑で、下から覗くと空が見えるような巣で、風の強かった翌朝は、鶉の卵程の卵が落ちている事があった。ある日、鳩が庭をちょこちょこと歩いているのを見つけた。ねずみ色の土鳩でなく、茶色ぽい雌の雉の様な、雉鳩だった。家が建ち庭木が大きくなって、雉鳩が住み易くなたのか。道路でも良く見かける様になった。月桂樹は大きくなり過ぎて、切ってしまったので、鳩の鳴き声はあまり聞こえなくなった。何処に引越したか判らないが,人を怖がらず相変わらず庭をちょこちょこ歩いている。