変わったきんぴらゴボウ

ゴボウと言えばきんぴらを思い浮かべる程きんぴらゴボウはゴボウの料理として我々の生活に浸透している。きんぴらゴボウはゴボウのささがきや千切りを油で炒め、砂糖、醤油、唐辛子で味付けし炒りごまを塗した物で、人参の千切りが入っている場合もある。常備菜で有り、食卓にもう一品と言う時に出て来る。夕食の食卓に出てきたきんぴらゴボウは何時もの様に人参の入ったきんぴらゴボウだった。食べて見ると人参と思ったオレンジ色の千切りは何とミカンの皮だった。ミカンは健康に良い一日三箇食べる様にと盛んにテレビで宣伝している。特に皮に栄養があるそうだ。乾燥したミカンの皮は陳皮といって漢方薬で、七味トウガラシの材料の一つでもあり、昔から良く使われている。と言う事でトシちゃんはきんぴらゴボウに人参の代わりと言う訳ではないが健康思考でミカンの皮の千切りを加えた。特に違和感は無く一寸香りのあるきんぴらと言う事で美味しく頂いた。テレビで紹介されたのかなどと考えながら!

餅ピザ

正月と言えば雑煮と言う事になる。子供の頃暮の20〜28日の間に餅を搗き鏡餅のし餅を作り、のし餅を切って角餅を作ったのを覚えている。餅は四角だとばかり思って居たが、社会に出てから全国的には丸餅の方が多い事を知った。小さい頃の雑煮は父親の故郷である尾道の雑煮で、醤油ベースで大根人参里芋などの野菜、鮭、ナルトなどが入り、茹で餅であった。我が家は東京風で醤油ベースだが鶏肉小松菜が入り焼き餅である。食の多様化により最近は三が日雑煮と言うのは少なくなった様だ。餅も角餅、丸餅だけでなく、薄切りにしたペーパー状の薄切り餅が現れ、鍋料理などに使われている。円形の2ミリ程の厚さの餅ピザシートと言うのを貰った。宮崎の米屋が開発したと言うもので、ピザの生地を餅で作ったもので、小麦アレルギーの人もピザが食べられる、と言う触れ込みだ。フライパンにピザシートを敷き具を乗せてピザを作ると言うものだ。早速餅ピザを作ってくれた。普通のピザと一味違ってなかなか美味しかった。

七草囃子

今年は七草がゆを食べなかった。七草がゆ春の七草が入っている粥だが、食べるのはカブの葉が入った菜粥が無難だ。春の七草は、セリ、薺、ごぎょう、はこべ、仏の座、すずな、スズシロ、で7日前にはスーパーの棚にセットで包まれて並んでいる。カブや大根の葉は別とし、君がため春の野に出て若菜摘むとの和歌の万葉の昔ではあるまいし、ペンペン草の入った粥を食べたくも無い。テレビで昔々は、六日の夜、七草を七草囃子を歌いながら刻み七日の朝七草粥を作ったと放映されていた。七草囃子は童歌では「七草ナズナ唐土の鳥が日本の土地に渡らぬ先に七草はやすストトントントン、ストトントントン」のだが本来は七草はやす以降が「七草ナズナ手に摘み入れて亢觜斗張」だそうだ。大陸から魔鳥が渡って来て、害毒をばら撒かない様に七草で追い払うと言う童歌で亢觜斗張は鳥を追い払う呪いだが童歌には難しいのでストトントントンとなった様だ!七草がゆも七草も知らない若者が多い現在童歌など聴くべくもないのが一寸と寂しい‼️

へそまんじゅう

奥多摩と言えば、東京のど田舎緑溢れる渓谷と山々青梅線五日市線が通り青梅線沿線には奥多摩湖御嶽山、御嶽渓谷、鳩の巣渓谷などハイキング、キャンプなどアウトドア活動に適した所が多く、また吉川英治記念館、玉堂美術館、澤乃井櫛かんざし美術館、青梅着物博物館、鈴蔵土鈴展示館、澤乃井酒造など立ち寄る所が多く、梅の時期には梅園での花見も出来る。アウトドアだけでなく、観光地としても中々の地域である。この青梅線日向和田駅の近く、青梅街道沿いにへそまんじゅう本舗という和菓子屋が有り、奥多摩名物とされるへそまんじゅうを売っている。我が国には各所の温泉饅頭を始め沢山の饅頭があり各地の名物となっている。奥多摩名物へそ饅頭は粒あんであり、饅頭の真ん中がへその様に凹んでいる。白、黒の二種類あり黒は皮に黒砂糖が入り黒と言うより茶色だがまあ黒にしておこう。餡はそれ程甘くもしつこくも無く、なかなか美味しい。奥多摩観光の土産と言って頂いた。1つペロリと食べお茶飲んだ。それ程濃くなかったがお茶が大変美味しかった。まんじゅうにはお茶が付き物だ!!

スイートポテト

娘は来る度に菓子を買って来てくれる。先日は立川駅で松蔵ポテトのスイートポテトを買って来てくれた。松蔵ポテトは神戸のドンクの系列店でドンクと同じく全国展開してる。終戦後神戸でドンクがサツマイモの皮を容器としたスイートポテトを高級洋菓子として売り出したのが始まりで以後60年今ではドンクの系列店のスイートポテト専門店松蔵ポテトとして全国展開している。昔ながらのサツマイモの皮を容器とした量り売りのスイートポテトのほか紫芋を一部使ったてまり、ポテコロ、ポテマロ、切り株に見立てたブセラが有る。和菓子としては芋ようかんを始めいろいろ有るが松蔵ポテトのスイートポテトは洋菓子だ。年を追って進化したのだろうが戦後すぐこの様な洋菓子が出て来たこと未だに進化しながら続いて居るのは驚きだ!買って来てくれたのはテマリ、ポテコロ、ブゼラのセットだ。大変美味しかった‼️

豆乳鍋

テレビ(主治医の見つかる診療所)で血管を強くする鍋という事で豆乳鍋を紹介していた。何でもすぐやるトシちゃんは健康思考で、早速豆乳鍋を作ってくれた。鮭と白菜、豆乳と味噌の汁、青物として、プランターののらぼう菜の間引いた物、きのこ、と要するに豆乳仕立ての石狩鍋だ。白菜は芯の黄色い部分、白い豆乳に黄色い白菜オレンジの鮭、緑ののらぼう菜で綺麗な鍋となった。テレビでは血管の大掃除とか言っていた。鮭に含まれているアスタキサンチンは抗酸化作用が有り、血管を強くすると言う。更に豆乳のイソブラボンとビタミンが加わり健康的な鍋だ!!牛乳より豆乳の方が健康に良いのかも知れないが私は鮭と毛ガニの入った野菜一杯の牛乳鍋の方が好きだ。何も北海道の鍋だ!!

人見知りの野菜たち

人見知りの野菜たちと言う本を25年ほど前に買って読んだ。その中に新しい野菜としてコールラビー、ブロコッコリー、エンダイブ、ズッキーニ、モロヘイヤ、レッドオニオンなど今ではごく普通スーパーで見られる野菜が入っていた。前述の野菜は15年程前横浜の市民農園で私が珍しい野菜として作っていたものだこれらの珍しいとされていた野菜がこの15年間であっと言う間に一般的になりスーパーの棚を賑わせている。その後も種子メーカー、農業試験場で新しい野菜が作られたり、外国から導入されたりしている。導入されているので決して盗んで来ているのでは無い。最近ではフルーツトマト、カリフローレ、ハナッコリー、セニョールなどがある。カリフローレはスティックタイプのカリフラワーで、ハナッコリー、スティックセニョールはすちタイプのブロッコリーだ。何も日本の種子メーカー、農業試験場で開発された物だ。これからも色々の野菜が作り出されるだろう。楽しみであるが日本伝統の野菜も忘れないで欲しいものだ。写真はコールラビーとスティックセニョールだ。